近視進行抑制。ナイトレンズ/オルソケラトロジー、レッドライト治療、マイオピン、ワンデーピュアイードフ。老眼治療。往診。【ほんじ眼科クリニック】愛知県尾張旭市

老眼治療

Myopine(マイオピン)

1.老眼とは

老眼は加齢に伴い近距離のものにピントを合わせづらくなる症状で、一般的に40歳以上で発症します。
目の中には水晶体と呼ばれるレンズのような役割を果たすものがあります。近くのものを見るときは水晶体が厚く、遠くのものを見るときは水晶体が薄く変化します。
加齢によって、水晶体が硬くなって変形しづらくなると、近くのものを見てもピントが合わず、細かい文字などが見えにくくなります。これが老眼です。

2.点眼について(成分、効果)

サンピロ点眼液は、目が本来持っている瞳孔を小さくする機能を利用して、ピンホール効果と水晶体の調節力を増強させることで、ピントを合いやすくして、遠くを見る視力を維持したままで近距離の視力を向上させることが可能になります。
アメリカではピロカルピン塩酸塩を主成分とした「Vuity」という薬が2021年10月にFDAに認可されましたが、日本では以前よりピロカルピン塩酸塩としてサンピロ点眼液が処方されており、歴史のある点眼です。
ただし、緑内障の診断または治療を目的として厚生労働省に承認されているため、老眼治療目的としては未承認です。
本治療の対象年齢は40〜65歳です。
点眼の効果は個人差はありますが、4〜5時間(最長6時間)程です。

3.費用について

本治療は自費診療です。本治療以外での診察は必ず別日に受診してください。
点眼のみでの販売は原則行いません。
前回受診から3か月以上来院がなかった場合、初回からとなります。

4.使い方

1日1回朝、両眼に1滴ずつ点眼してください。
コンタクトレンズを使用している場合、投与後10分経ってから装着してください。
点眼間隔が短くなった場合、作用時間が長くなる恐れがありますので十分な間隔をあけて使用してください。
初めて使用する際は、外出をさけ終日見え方に異常がないか確認してください。
複数の眼科用外用薬を使用する場合は、医師の許可を得て下さい。また、少なくとも5分以上間隔をあけて投与してください。
点眼は感染症のリスクを避けるため、開封してから1か月後には残量があっても必ず破棄してください。
点眼を他人に貸したり、借りたり、譲ったりすることはできません。

5.注意点

薬の成分に対してアレルギーがある方、虹彩炎の方(縮瞳により虹彩の癒着を起こす可能性があり、また炎症を悪化させるおそれがあるため)は使用できません。
暗く感じることがあるので、夜間の運転や暗い場所で危険な活動をするときは注意してください。
視界がはっきりしない場合は、運転や機械の使用をしないでください。
突然の視力低下が起こった場合は、直ちに医師の診察を受けてください。
目のピリピリ感や充血が現れることがありますが、自然と治まります。
頭痛や下痢・唾液分泌増加、角膜上皮障害、乾性角結膜炎、結膜萎縮、睫毛内反、眼瞼眼球癒着等といった副作用が生じる可能性があります。


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