近視進行抑制治療(レッドライト療法)
Eyerising(アイライジング)近視治療用機器はオーストラリアのEyerising International社が製造する近視進行抑制治療(レッドライト療法)に使用するデバイスです。本デバイスは国内では未承認の医療機器です。
【治療に使用するデバイスについて】
<有効性>
- Eyerising近視治療用機器は近視進行抑制に有効であることが海外での臨床試験で証明されており、治療スケジュールの遵守率が高かった症例では近視の進行を87.7%の抑制効果を示したことが報告されています。
- 本デバイスはダイオードを通して650nm±10nmの低レベルの単一波長のレッドライト(赤色光)を放射します。この光は瞳孔を通って眼底に届き、眼底の血流を促進して代謝をあげることで、眼軸長の伸びを緩やかにし、近視の進行を抑制することができます。
|
 |
<安全性>
- IEC 60825-1:2014 規格のクラス1相当のレーザー製品で、網膜への熱障害を起こさない為、眼球への直接照射は安全であると考えられており、海外で臨床試験においてレッドライト療法は良好な忍
容性を示しました。
- 短期的な副作用として、治療後に一時的にまぶしさ、閃光盲、残像が生じることがあります。通常、治療後に3分間程度目を閉じることでこれらの症状は消失します。また、治療回数を重ねることで症状の持続時間は短くなると言われています。
- 実臨床下において、本治療によって網膜障害と視力低下をきたした症例の報告があります。光治療に対する過敏症がある場合に起こる稀な有害事象と推察されており、治療中止数か月後に症状が回復したと報告されています。
【治療について】
本治療は近視の進行を緩やかにする事を目的としており、近視進行を完全に止める治療ではありません。
- 本デバイスから照射されるレッドライトを目に当てることで治療効果が得られます。
- 1回の治療時間は3分間で、治療中はできる限り目をあけて赤色光を見る必要があります。
- 1日の治療回数は2回で、1回目と2回目の治療間隔は4時間以上空ける必要があります。
(1患者当たりの1日の治療回数は最大2回に制限されています。)
- 1週の治療日数は5日間が推奨です。
(1週のうち、合計10回の治療が可能ですが、治療の習慣化のための推奨となります。)
- 本デバイスは上記の規定の照射時間、照射回数を超えて使用できないように設定されています。
- 治療後に一時的なまぶしさ、閃光盲、残像を引き起こすおそれがあります。症状を最小限に抑えるため、治療後は3分間程度目を閉じて休むことが推奨されます。
【レッドライト治療 適応外の方】
- 斜視がある方
- 両眼視機能異常がある方
- 全身的な異常がある方(光過敏症等)
- 遺伝性の網脈絡膜疾患の家族歴がある方
- 瞳孔散大のある方
現在ミドリンM点眼液を点眼中の方、マイオピン治療中の方は14日間の休薬が必要となります。
【レッドライト治療 スケジュール】
治療説明 デモ体験
↓
適応検査
↓
本契約
↓
デバイス発注
↓
デバイス貸与(約2週間後)
↓
定期検査 デバイス貸与後1か月
3か月
6か月
9か月
12か月
2年目以降 3か月毎
【検査、治療費(保険外診療)】
【サブスクリプション料金】
Copyright (C) 2024 HONJI EYE MEDICAL CLINIC. All rights reserved. ●内容・画像の無断転載については固くお断り致します。